天然藍染正絹服地について
天然藍染正絹服地「AI SILK」の特徴は、その「色の深さ」と「奥行きのある光沢」にあります。この服地には、国産最高級の絹糸(5A)のみが用いられ、その染色には徳島産の阿波藍による染色が施されています。絹糸を藍染めする場合、このような深紺色を得るには時間をかけて少しずつ染め重ねることが必要であり、その回数は50回以上にも及びます。伝統工芸士(大茂文則・隆文氏)の熟達した技により、技術的に最も難しいとされる高い染色堅牢性を得ています。
天然藍染正絹服地の特徴
落ち着いた深い光沢感
従来の絹服地に見られた「てかり」が抑えられ、奥光りする落ち着いた光沢が表れています。絹染色においてこのような効果が得られるのは天然藍染の他では望めないものであります。
高い染色堅牢性
工程を細分化し、染色回数を通常の数倍に増やして時間をかけたことにより、従来の藍染製品にあった摩擦堅牢性における難点が大幅に改善されています。
シワになり難い
製織による研究の結果、従来の織り地と比べはるかにシワになり難いものが実現しました。
天然藍染正絹服地の品質
素材 |
国産生糸 100%
(輸出生糸規格・5A等級を使用
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染色 |
天然藍醗酵建・先染(糸染)染色
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製織 |
動力式手織機による
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染色堅牢度検査
摩擦(乾燥) |
4級ー5級
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冷水洗 |
変退色:5級 汚染:5級
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酸性汗 |
変退色:5級 汚染:5級
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アルカリ汗 |
変退色:5級 汚染:5級
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耐光性 |
3級以上
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ドライクリーニング (5級が最高値) |
変退色:5級 汚染:5級
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製品検査 |
本場大島紬協同組合検査場
鹿児島県工業技術試験場
財団法人 日本紡績検査協会
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