Indigo Art Craft / 工房 徳元

HOME > Item > Indigo Art Craft

絹藍絣(正藍染大島)について

藍と白の美的世界

正藍染大島(絹絣)の伝統的技法は、現在でも僅かな人々によって支えられています。この技法を基に、制作工房徳元に集まった貴重な技術をもった作り手たちによって、新たな手法や埋もれていた難解な絣技法を駆使した精妙な「絹藍絣」が制作されました。長い修練による洗練された織技や藍による精密な絣の染色など、いくつもの複雑で高度な手作業を経て作られるこれらの作品には、布帛(ふはく)そのものの美の追求が試みられています。

520雲龍.jpg

雲気蚊龍文(うんきこうりゅうもん)

中国・楼蘭(ろうらん)の遺跡から出土した、3世紀頃のものとされる錦の模様です。別名「韓仁繍」とも呼ばれています。この「雲気蚊龍文」は、渦巻く雲に絡む想像獣の動きが活き活きと描かれ、緻密な絣使いと相まって、複雑で妙趣のある雰囲気を醸し出しています。

牡丹1.jpg

牡丹唐草文(ぼたんからくさもん)

16世紀・李朝の漆工の螺鈿箱に表されている唐草模様です。唐草文の多くは、シンメトリーをはじめとする規則的な配列が見られますが、この牡丹唐草文は、茎の伸びやかな動きや、花、葉の不規則な配置が特徴的で、近代的な印象を与えています。

古代520.jpg

古代幾何文(こだいきかもん)

中国・漢代の建築用の装飾煉瓦に型押しされていた模様で、四葉を型どったものと、雲鈎(かぎ針)を意匠したものとを交互に配列させた幾何文です。幾何学的な硬質さが藍の濃淡の加減によって程よく調和され、全体として柔らかな表情を見せています。

平林縦480.jpg






平林霽色図(へいりんせいしょくず)

霽は「雨あがり」という意味。原画は作者不詳ですが、北宋晩期とみられる画風は、第一級のものです。中国・金の画家によるものと推定されています。
藍絣の図柄は、絣糸に白く染め残された点や線によって構成されますが、この作品は非常に困難な抜染技法を用いて、その点や線が藍に染め残され、これによって原画の再現性が高められています。

平林唐木箱.jpg絹藍絣唐木箱「平林霽色図」              

compo525.jpg















Composition Ⅲ